生産者さんインタビュー「家族に食べさせたい、特別なお米」GAYAMA FARMさん
今回みなさんにお届けする餅米は、GAYAMA FARMの菊池さんが大切に育てた農薬不使用米。GAYAMA FARMのお米づくりの根底にあるものは「家族に食べさせたい、特別なお米を」という想い。元々高校の英語教師だった彼が農家となり、こだわりのお米をつくるに至った背景をお伺いしました。
人を外側から変えるのが政治
人を内側から変えていくのが教育
ー 元々は高校の英語教師をされていたんですね。教師を目指されたきっかけは?
「僕は学生時代、生意気な少年で、世の中に対し常に斜に構えている人間だった。政治がどうとか、社会体制がどうとか、日本人の性質がどうとか、色々文句たれて…。
すごくおっきなものに対して不満があった。
”なんでこんな社会になってんだ”って真面目にすごく悩んでいました。
こうゆう世の中を変えたいと思った時に、人を外側変えるのが政治だと考えたら、人を内側から変えていくのが教育かなって。」
15年後に自分の影響が花開く
みたいなことって楽しそう
「大人って変わらないし、変えられないと思うから。今のこどもたちに対し、それこそ、15年後に自分の影響が花開くみたいなことって楽しそうだなって。今思えばそれが教師になったきっかけかもしれませんね。」
取材をさせて頂いた時、ふたり目のおこさんが産まれたばかりだったGAYAMA FARMさん。
彼らのお米づくりの原点には、おこさんへの想いがありました。
自分で食べるものを
自分で作るかっこよさ
ー 教師から農家になった経緯は?
「たまたま、1番はじめに赴任した学校が農業高校で…同僚が週末に実家の田んぼを手伝っていて、人手がないから僕もお手伝いするように。
“自分で食べるものを、自分で作るかっこよさ”と言うのを感じていました。そうやって農業と携わっているうちに農家の知り合いが増えて…高齢化が進んで田んぼを引き継がないか?と声がかかるようになり、だんだん自分の田んぼが増え、ついに本業でやることになりました。」
自分が不健康になるより
こどもが不健康になる方が
衝撃がでかいですよね
ー 農薬を使わずお米づくりをしている根底にある想いは?
「農業をはじめた頃に長女が産まれたんです。それが、僕らの米作りのコンセプトである”家族に食べさせたい、特別なお米”と言う想いに繋がっていますね。
やっぱり、自分が不健康になるより、こどもが不健康になる方が衝撃がでかいですよね。」
穏やかな口調の会話の中で、時折少年のようなやんちゃな笑顔を見せる菊池さん。
世の中に対する疑問に常に向き合いながら、どこか遊び心とゆるさを持ち合わせた彼が
こどもたちにメッセージを贈るとすると?
失敗するまでやれ
ー 今日お話を聞く中で、度胸と実行力があるなと感じました。
「うーん、もともと自分でやってみたいって思っちゃうんですよね、何事も。あと常にギリギリを攻めるのが好きかもしれないです。
組織の中にいても、上司に怒られないギリギリを攻めるのも好き。ここまで行ける、ここまで行ける…ダメだった、みたいな、笑。ダメだったってところまで、一回やってみたいんですよ。
こどもたちへメッセージを贈るとしたら“失敗するまでやれ。ギリギリ一線越えた方が良い。”ってことですかね。
ただ、徐々にぐらいにね。いきなりドーンといっちゃうとね。擦り傷くらいがいいんじゃないですかね、笑。」
GAYAMA FARM
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