生産者さんインタビュー 教育者そして、農家として 『Rainbows farm 鎌倉』さん
今回みなさんにお届けする梅は、鎌倉やさいの本拠地 関谷の「Rainbows farm 鎌倉」の石井さんによって大切に育てられた梅です。鎌倉市で代々受け継がれる農家である石井さんは、幼稚園の副園長として現場でこどもたちと向き合う教育者でもあります。
農業の方にこどもたちを連れてきて
食育ができるなと思った
—— 教育としての農業をやられている方はなかなかいらっしゃらないですよね。きっかけは?
「僕は交通事故で食事ができない時期があって、食の大切さを痛感して。料理人をしていた時期もあったんです。その後幼稚園に来て10数年経って…もともと家が代々農家だったこともあって、農業の方にこどもたちを連れてきて食育の授業ができるな、四季を感じて楽しめるなって思って、事業として農業を本格的にはじめたんです。」
知って、選択する
いろんな知識があると応用できる
「小松菜を例にとってみても、品種、栽培方法、それに四季の中で今どうゆう成長段階なのかで味が変わり、適した料理も全然違う。小松菜ひとつでもいろいろな情報がある。」
「こどもに1番やってほしいのは、この時期の小松菜だったら、この料理が合うって、パッと出ること。四季を知っているとそれができるんです。
調理の方法もいろいろなものを伝えしたい。あとは個人の自由なので、どれが美味しいとか。
知って、選択する。料理は実験みたいなものですよね。そういういろんな知識があると応用ができる。」
僕、こどもたちとレゴ®で
遊んでいる時間が好きなんです
「こどもたちには、いっぱい、いろんなことを知って、体験してほしい。それがこどもたちにとっては”財産”なので。こどもはそこからどんどん成長するじゃないですか。道はたくさんあった方がいい。やっぱり。
僕、こどもたちとレゴ®で遊んでいる時間が好きなんです。こどもはゼロから創るじゃないですか。無限の可能性を創り上げる。」
創造するっていう
可能性を広げてあげたい
「レゴ®で上に積みあげるしかない世界があったとして、それを永遠に上に組み立てる世界よりも、横にも斜めにも組み立てられるじゃん、タイヤもつけられるじゃん、という可能性を教えてあげる。
そういう感覚です。料理も。
小松菜を、無限の可能性で食べる。
創造するっていう、可能性を広げてあげたい。」
「近所のかっこいい兄ちゃん」
それが理想だし、僕の筋
—— こどもたちと接している姿を見るとすごく近いと感じる…というか、”近所のかっこいい兄ちゃん”みたいな感じですよね。
「それ理想ですね。保育も農業も。
こどもたちが最高に可愛いんでね。
本当に、いや本当に。
その子達に、こんな大人いてほしいなってことをしたい。
僕の思う理想の人は、そういう人。そして、それが僕の筋。」
取材協力:
Rainbows farm 鎌倉 石井宏兒さま
Rainbows farm 鎌倉
HP:
https://www.rainbowsfarm.net/
公式インスタグラム:
https://www.instagram.com/rainbows_farm_kamakura/
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